ピックルボールコートの広さ

項目 寸法 フィート表記
全長 13.41 m 44 ft
全幅 6.10 m 20 ft
面積 約81.8 ㎡ 880 sq ft
キッチン(片側) ネットから 2.13 m 7 ft
サービスコート 4.57 m × 3.05 m 15 ft × 10 ft

シングルスもダブルスも同じコートサイズを使います。

テニスのようにシングルス用のサイドラインが内側にある、という構造にはなっていません。
この点は覚えておくと混乱しません。

ラインの幅は**5.08cm(2インチ) **が規定で、ラインはすべてコートの内側に含まれます。


テニス・バドミントンとの比較

post

競技 寸法(ダブルス) 面積 ピックルボール比
ピックルボール 6.10 × 13.41 m 81.8 ㎡ 1.0
バドミントン 6.10 × 13.41 m 81.8 ㎡ 1.0(完全に同じ)
テニス 10.97 × 23.77 m 260.8 ㎡ 約 3.2

バドミントンのダブルスコートとまったく同じ寸法です。

これは偶然ではなく、1965年にピックルボールが考案されたとき、自宅にあったバドミントンコートをそのまま使ったことに由来します。

この一致には実用上の意味があります。

バドミントンコートがある体育館なら、ラインを引き直すだけでピックルボールができるということです。
ただしネットの高さは違うので、そのままでは使えません(後述)。

テニスコートとの差はさらに実感しやすくテニスコート1面にピックルボールコートは4面取れます
(推奨スペースを確保する場合)。
走る距離が大幅に減るのは、この面積差がそのまま効いているためです。


キッチン(ノンボレーゾーン)の範囲

post

ネットから両側それぞれ2.13m(7フィート)の範囲が、ノンボレーゾーン——通称「キッチン」です。

  • 幅はコート全幅と同じ 6.10m
  • 両側を合わせると 4.27m が「ボレー禁止帯」になる
  • ラインもキッチンに含まれる(踏むとフォルト)

キッチンは面積でいうと片側13.0㎡、両側で26.0㎡。
コート全体の約32% がボレー禁止帯という計算になります。
この広さが、ピックルボールをパワー勝負ではなくタッチの競技にしています。

なお、キッチンは足を踏み入れてはいけない場所ではありません
バウンドしたボールを打つためなら自由に入れます。
禁止されているのは「キッチン内に足がある状態でのノーバウンド打球」だけです。

コート周囲に必要なスペース

コートの外にどれだけ余白が要るかは、実際に場所を探すときに最も見落とされる点です。

用途 推奨される総スペース 内訳
レクリエーション 9.14 × 18.29 m(30 × 60 ft) 後方 3.05m、側方 1.52m
競技・大会 10.36 × 18.29 m(34 × 60 ft) 後方 3.05m、側方 2.13m

コート本体は81.8㎡ですが実際に必要なのは約167㎡
倍以上の広さが要ります。

後方の余白が足りないと、深いサーブに対して下がれず、ラリーが成立しません。

削るなら側方より後方を優先して確保してください。


体育館や自宅に作れるか

体育館の場合

バレーボールコート(9 × 18m)が取れる体育館なら
推奨スペース(9.14 × 18.29m)にほぼ一致するため1面設置できます。

バドミントンコートがある場合は、ラインがそのまま使えます(ネットは別途必要)。

一般的な学校の体育館(おおむね 20 × 30m 前後)であれば2〜4面を並べられる計算になります。

屋外・自宅の場合

必要なのは9.14 × 18.29m
テニスコート1面(推奨スペース込みで約18 × 36m)の約4分の1です。
一般的な戸建ての敷地では厳しく駐車場数台分の広さが目安になります。

省スペースで練習したい場合は、コートを縦半分だけ使う「スキニーシングルス」という方法があります。

幅3.05mで成立するため、細長い場所でも練習になります。


まとめ

項目 内容
コートサイズ 6.10 × 13.41m
面積 約81.8㎡
テニスとの比較 約1/3の広さ
キッチン ネットから両側2.13m
ネットの高さ 中央86.4cm / 両端91.4cm
必要スペース 9.14 × 18.29m
最重要 後方3.05mを確保

コートを探すときは「6.10 × 13.41mが入るか」ではなく、「9.14 × 18.29mが取れるか」で判断してください。